眼精疲労とは

眼精疲労とは、慢性的に目に疲労感がたまる症状を言います。少し目を休めたら改善される疲れではなく、一晩寝ても疲れがとれなかったり、一時的に疲れがとれても、またすぐぶりかえしたりする症状を一般的に眼精疲労と呼びます。

症状としては、普段の疲れ目の症状と同じですが、眼精疲労はその延長上の症状ととらえることができます。

以下のような幾つかの原因により起こります。

ピント合わせの筋肉を酷使することで起こる場合。
老視・遠視・乱視・調節衰弱などで起こりやすい。
メガネ・コンタクト処方やサンコバ点眼・漢方薬内服などの治療を行う。
眼球を動かす筋肉を酷使することで起こる場合。
斜位・輻輳不全などで起こりやすい。
斜視の治療やプリズム眼鏡の処方などの治療を行う。
眼球の表面に炎症が起こることで目に疲れを感じる場合。
結膜炎・びまん性表層角膜炎・眼瞼縁炎などで起こりやすい。
抗菌剤やステロイドの点眼やヒアルロン酸の点眼などの治療を行う。
不同視で疲れを感じる場合。
コンタクト処方などの治療を行う。
神経が過敏となっているため疲れを感じる場合。
神経症・神経衰弱・ヒステリーなどで起こりやすい。
原疾患の治療を行う。
眼球の周囲の炎症のために疲れを感じる場合。
副鼻腔炎などで起こりやすい。原疾患の治療を行う。